2011年1月31日月曜日
DUE DATE
全皿100円の回転寿司なんだけど、中途半端に3000~4000円の寿司喰うより、よっぽど楽しい。
特にあの炙りネタのクオリティは半端ねーぜよ。
ただあの店の「部長」ってネームプレート付けたオッサンのおっかなさはどうかと思うね。なんていうか、色んな思惑が顔に出すぎなんだよね。
腹も膨れたところで、「俺のTジョイ久留米」にて 『デュー・デート』。
「ハング・オーバー!」の監督&スタッフ×みんな大好きロバート・ダウニー・Jr.×ザック・ガリフィアナキスっていう、メンツ聞いただけでニヤッとしちゃうような凄まじい布陣のドタバタ劇なんだけど、基本的にはハングオーバーと同じような「締め切りまでに帰ってくる話」。
充分面白いんだけど、流石にハングオーバー!の破壊力には敵わなかったなぁ。
とはいえ、他人をイライラさせる奴を演じさせたら世界トップクラスのザック・ガリフィアナキスは本領大発揮。もう、観てる間じゅう、イライラしてしょうがない(笑)。
「悪意なき悪」のタチの悪さを前に、我々凡人風情はただただ屈服するより術がないのだな!
みんなでコーヒー飲むくだりとか超笑ったな~。
要所要所でパグがいちいち可愛い。なるほどそういう理由でエリザベスカーラーしてたのね(笑)。
トッド・フィリップス監督の次回作「ハングオーバー2」まで肩あっためとくための1本って感じ。
開演前に後ろの席のカップルが、彼氏の携帯が云々みたいな事情でやたらデカイ声で揉めてたんだけどさ。いくら喧嘩の時とはいえ、俺は彼氏の事を「お前」って呼ぶ女、嫌いだ。
2011年1月30日日曜日
GANTZ
「俺のTジョイ久留米」で 『GANTZ』。
どうやら俺のTジョイ久留米は「二宮&松ケン召喚キャンペーン」でTOP100に入賞したらしく、劇場のロビーに手形つきポスターが展示されていた。「TOP100」とか漏れる方が難しいと思うけど。
「二宮の手、ちっちぇ~な~!」と思って、自分の手を重ねたら全く同じ大きさでした。
で、今回の「GANTZ」なんですが。
原作漫画の徹底的なエログロ描写、膨大な情報量の物語、現時点で30巻も出てるっていう長さ、しかも未完。
これを実写化ってどうやんの? と。
どの程度忠実に映画化して、どの程度改変してくるのかっていうのが、観る前の印象だった訳ですけど。
なんせ前後篇PART1・PART2の2部構成なんでね、まだ物語の全容も分かんない段階なんでなかなか語りにくい部分もあるんですけど。
前編だけ見て「この描写が足りない」「ここは余計だ」って思ったとしても、それには意味があって、それが後半で何らかの物語に繋がってて「ああ、それでか!」って事もありえますからね。
で、まあ、正直そんなに期待してなかったんですよ。半笑いで観に行った感じだったんですけど・・・。
結論から言うと、合格は合格だと思います!ごうかく~!
っていうか、これぐらい出来てるんだったら合格って言ってあげないと、これから先こういう映画(スケールの大きい漫画実写化の映画)は作れない。
原作では主人公玄野は中学生って設定なんだけど、今回の映画では大学生。就職活動真っ只中っていう設定になってるんですね。
まず映画が始まって、冒頭、駅のホームで主人公・玄野が電車を待ってる。ここは原作通り。
玄野は電車を待ってる間「面接に受かる方法」「面接攻略本」みたいなのを読んでるんですよ。
しかも何故か、はっきりと声に出して読んでる。
映画で登場人物が読書したり手紙読んだりするって時は、人物が書いてある文字を目で追ってるところだけ映して、書いてある内容は「ナレーションで処理する」あるいは「書いてある文章をそのまま映す」ってのが普通だと思うんですけど、この映画だと二宮君はハッキリ口を開けて声に出して音読してるんですよね。
駅のホームで本を音読してる奴がいたら、それは基地の中に入れてもらえない人・基地の外にいる人ですよ。
これならまだ駅のホームで二宮君がスープDEおこげ喰ってる方がまだ良かったですよ。
始まって30秒でいきなりガックシですよ、ああ俺の半笑い姿勢は間違ってなかったと。
ところがね、このGANTZ、このあと急激に盛り返していくんですよ。
ガックシうなだれた僕の背筋がピーンとなってくる。
♪ランランラン、ランドセルは~ せすじ、ぴーん!ですよ。
何で盛り返していくのか?
こないだの「SPACE BATTLESHIPヤマト」にしろ今回の「GANTZ」にしろ、SFマンガの実写化でポイントとなるのは「映像的に(画ヅラ的に)どれくらい再現出来てるのか?」ってトコ。
この点においては非常に良い出来だったと思います。素晴らしい再現ぶりです。「漫画ヴィジュアルの実写再現」という面では100点満点差し上げてもよろしくってよ!
よくぞここまで頑張ってくれたと。
しかも「SPACE BATTLESHIP ヤマト」のような『ハリウッドの猿真似』ではない、日本ならではのSF表現になってるのも好感が持てます。今まで見た事ないSF表現・他のどの映画にも似てない世界観を味わう事が出来る、ハイクオリティな映像でした。
まず最初に「あ、これ、結構イイんじゃね?面白くなるんじゃね?」「これはイイ映画の予感がする!」って思ったのは、前半のねぎ星人との戦いのパートですね。
まずロケーションが素晴らしい。原作通り住宅地で戦うんですけど、もう、ほぼ全く漫画と同じ場所って言ってイイくらいの場所だと思います。
主人公達が戦闘場所へ転送され、この住宅地が映った瞬間、「は!これはイイ予感!」って思ったぐらい。
で、ネギ星人の再現度の高さも、ちょっとただ事じゃないレベル。
子供の体に大人の顔をCG合成したみたいですが、このクオリティには感心しました。
調べてみたところ、
顔はお笑いコンビ「フライングマン」の五十嵐翔さん(左)。
体は子役の早川恭崇くんだそうです。
「ベンジャミンバトン」の『見た目老人なのに体のサイズは子供』なアレを初めて見た時の衝撃を思い出しました。多分実際にベンジャミンバトンと同じ撮り方(同じCGのコンピューターシステム)だと思うんですけどね。ねぎ星人のキャスティング見たら2人の名前がクレジットされてましたし。
あの声にも心掴まれましたね。「ねぎあげます、ねぎあげます」っていう。
ちなみに原作版でのねぎ星人の口癖「ねぎだけでじゅうぶんですよ・・・。」の元ネタはブレードランナーの「2つで充分ですよ!」
(1:00頃)
ねぎ星人に限らず、他の星人のビジュアルや動き・演出も完璧だと思います。
で、ねぎ星人パートの一番の見所はやっぱり、子供のねぎ星人が殺されてからの流れ。要するにゴア描写満載のスプラッターシーンだと思うんですけど、このシーンのポイントは、事が起こる「場所」ですよね。
子供のねぎ星人がド派手に殺される→それを見つけた親ねぎ星人が逆上→親ねぎ星人によるド派手な復讐 ・・・っていう流れですけど、原作だとこれらの出来事って全部路上で起こるんですよね。
でも映画だと、民家の狭いガレージで起こるわけですよ。
一連の残虐シーンを狭い場所でやることによって緊迫感も出るし、大量の血飛沫が壁一面に飛び散ってコンクリートの白い壁が真っ赤に染まる事でより映像としての恐怖感が出る。
のっぴきならねえスプラッター感が出るんですよね。
で、ガレージっていう狭い場所、しかも「出入口が1か所しかない場所」だからこそ生まれる展開もあるわけです。
出入り口が1か所しかない狭い場所、つまり逃げ場がない場所を使う事で、さっきまで子供ねぎ星人を追いつめていた側の人間達が、瞬時に、一転して「追いつめられる側」になっちゃう。
ガレージで子供ねぎ星人が殺された後、ガレージの入り口に親ねぎ星人を立たせるだけで、人間側と星人側の立場が瞬時に逆転するっていう面白さも生まれてますね。
ここは上手いなと思いました。
あばれんぼう星人戦の二宮君の斜に構えた演技も良かった。
「星人は俺が1人で倒しといてやるから他の奴らはさがってろよ」っていう、その態度!
Xガンをギョイーン!とぶっ放して、その後ガン片手にちょっとプラーンとけだるい動きするとことか、あの態度、あの動き1発で主人公玄野のスタンスを表してて凄く良かった。
スプラッター描写グロテスク描写に関しては、まあ原作に比べりゃパンチは弱いかもしれないですけど、まあ色んな状況を鑑みても、あそこまでやれれば充分じゃないですかね。
PG12っていう年齢制限の中でやれるギリギリ限界のところまで頑張ってたと思います。
本気で原作通りのグロ描写やっちゃうとR18になっちゃうし、R18になっちゃうと予算もつかないし、予算付かないとGANTZなんてビッグバジェット映画は撮れないでしょうしね。
映像としての作り、ディティール・細部にいたるまで、すごく丁寧。
あのガンツスーツ。これも素晴らしい出来栄えですね。
竹田 団吾っていう劇団新幹線の衣装デザイナーの人がデザインやってるんですけど、この人は実写版ヤッターマンの衣装デザインを手掛けてたり、ここ数年の仮面ライダー映画シリーズ(ファイズ以降)ずっと衣装デザインで関わってる人。
このガンツスーツが、よく見ると男女でデザインがちがうんですね。女性用の方が体のラインが綺麗にでるような作りになってる。
という風に、ビジュアルやディティールはほぼ完璧なんです。
完璧なんですけど・・・これらの完璧なビジュアルを物語の中に全然活かせてない。物語の中に全然組み込めてない。
どうしてか。見せ方が下手糞だからです。。。
女性用の方が体のラインが綺麗にでるような作りになってるんだから、もうちょっとその辺見せてくれても良かったんじゃん?
何のために峰不二子体型の夏菜を大抜擢したのか?って事ですよね。
もっといえば、最初に夏菜がガンツ部屋に転送されてくるとき、"ちょうどいい"部分までしか見えないんですよね。
なんだよ見せねえのかよー。
子犬みたいな顔しやがってー。
いくらPG12とはいえ、エロが足りな過ぎやしませんか!
グロはまあこんなもんかなーって思いますけど(それでも原作に比べたら足りないけど)、エロは明らかに足りないでしょ。
GANTZにとって「エロティシズム」「フェチシズム」って凄く重要な要素ですよね。
特に原作の最初の方なんか、エロが玄野の起動力・原動力だったりもしますからね。ただ単に見た目っていう事もそうだし、物語的にもエロは重要な要素だと。
で、「見せ方が下手糞」って事で言えば・・・アクションシーンの撮り方が異様に下手。
登場人物が敵に向かって銃は構えるんですけどなかなか撃たない。
これホントイライラします。いいから撃てよ!っていう。
星人って呼ばれるクリーチャ―どもを倒すことで物語が進行する訳ですから、バトルシーンやアクションシーンはこの映画の最重要ポイントですよ。だから、もうすこしちゃんと見せなきゃねえ。
しかも、ねぎ星人の時はまだ良い方で、かろうじて観れるレベルだったんですけど、物語が進行していくにつれてどんどんアクションシーンが雑になっていきます。
終盤の千手観音とのバトルシーンなんかは特に雑なんですよ。
作り手がどんだけ分かっててやってるのか知らないですけど、暗くてよく見えないんですよね。
一応、夜の東京国立博物館って設定なんですけどね、それにしたって暗過ぎだろ。何が起こってるか見えないレベルで暗いっていうのは、もうこれは「誤魔化した」「逃げた」としか言いようがないですよ。
松ケンが刀を持って千手観音と戦う場面もねえ・・・。
松ケンが最初は正面から剣を突き刺されたのに、次のシーンでは背中側に剣が刺さってるっていうのもどうなってるのか分かんないし。
田中星人とのバトルシーンで、夏菜演じる岸本恵が鉄パイプで田中星人をぶんなぐるシーンあるんですけど、最初の2発ぐらいは敵が吹っ飛ぶぐらいの勢いでバコーンってぶん殴ってたのに、それ以降なぜか急に弱くなってポカスカポカスカになっちゃうっていう、そこら辺もよく分かんなかったです。
主要キャラでさえ無残に殺されていく所とか、女の子キャラが豪快にアクションする所とか描きたかったんでしょうけど、アクションシーンの流れをそこに持って行くのが異様に下手ですよね。
で、そんなバトルシーンなんですけど、ここでも日本映画最大の難点が登場しました。
それは「一刻を争う緊急事態に感傷的な独白シーンが続き、その間、時間が止まっている」という点。
どういうことかというと、
これも千手観音とのバトルシーンでの話ですが、仲間が殺された際あるいは仲間が命にかかわる傷を負った際に、いちいち愁嘆場を挟み込んで「大丈夫か!しっかりしろ!死ぬな!」みたいな、感傷的な切ないセリフのやりとりが延々と続くんですね。
Q: で、そのあいだ敵は何してるのか?
A:セリフのやりとりが終わるのをずっと待ってあげてる。
ダラダラと玄野と加藤のセリフのやりとりが続いてる間、敵の千手観音は『ちっ、もう~まだかな~?もう、早くしてよね~。』って待ってる状態なのか?っていうね。
しかもこういうクドクドした愁嘆場がこの千手観音戦だけで2回もあります。誰が死んだとかは一応言わないでおきますけど。
特にに2回目のクドさったらないですよ。
原作にはこういうシーンは一切ありませんから、わざわざ余計に足してるんですね。さすが日本映画としか言いようがない。
で、千手観音戦って事で言えば、二宮くん、途中から急に足治りすぎ。
さっきの仮病?っていうくらいピンピンしだすんですよね。
要するにさ~、脚本がさ~、結構さ~、クソの部類なんですよね~。
まあ、冒頭に「物語のハショり方、簡素化は比較的上手い」って言ったんだけど、せっかく上手に省略した部分に、明らかに不必要な要素を足してるんですね。
そんな要らない要素をわざわざ足すくらいなら原作削るなよ!って思っちゃいますよね。
脚本上の酷い部分は他にもありました。例えば二宮君のセリフ。
「人間には誰しも役割があります。云々かんぬん・・・」
っていうセリフを要所要所で何度も繰り返すんですよね。
これがホントにクドイ!
物語のテーマだったり映画全体のキーワードになるような事をセリフで言うっていうのもダメだし、それを何回も繰り返すっていうのは更にダメです。
「はーい、映画を御覧の皆さん、これが伏線ですよ~。」って、どんだけ観客がバカだと思ってるのか知らないですけど。
しかも「人間には誰しも役割があります」って、「ナンバーワンよりオンリーワンってか!?」っていう。
なーんか後編で唐突に「世界に一つだけの・・・」みたいな方向に話を持って行くんじゃないかっていう、悪い予感がしますよ。GANTZにそのテーマはぬる過ぎるだろ、と。
そして中盤の吉高ちゃんとの恋愛パートの生ぬるさは筆舌に尽くしがたいものがありましたね。
あの駅のホームの告白シーンの流れとか観てて恥ずかしかったなあ~。ホント邦画にありがちなこの手の幼稚なメロドラマ展開はどうにかならんのかね?
あと謎なのが田口トモロヲがいる理由ですよね。なにひとつ物語に関わってこないっていう。
まあこの辺は後編でどうなるかにもよる部分。後編でも同じような存在感だったらそれはそれで面白いですけどね。
そんでね、、、
前編・後編って作りとはいえ、あまりにも隠されてる部分・謎なままの部分が多すぎるんじゃないかと。
この謎は後編で明らかにされるんでしょうけど、それにしたって1本の映画としては何にも分かんなすぎるし、消化不良すぎるでしょ。
あまりにも謎が多すぎて、何に対して「これはどういうこと?」って思って良いのかも分からなくなってくる。
この映画のすべてが「後編を観るための予習映像」のような作りで、
「後編のために作った前編」という印象。
2時間半におよぶ壮大な予告編って感じです。
「前編を見たら続きが気になってしょうが無いから後編を観に行く」というよりは「後編を観るために前編を観とじかなきゃいけないという義務感で観ておく」っていう作りで、本末転倒というか、あまり健全な形じゃないと思います。
ほんでもってラストシーン、国立博物館に人だかりが出来てるって場面。
雨が降ってるんですが、集まった人だかり全員が全く同じ黒い傘。そんなことがあるか!
で、そこに現れた山田孝之1人だけ透明のビニール傘。そんなことがあるか!
結論から言うと、すごくイイ部分もある。すごく悪い部分もある。
ただ、映画の善し悪しは作品の出来によらないと思うんです。
ここが下手、あそこが足りない、そういうのはあっても良いんです。
作り手が「ここだけはもう超気合いを入れて作ったところだ!」「ここだけは絶対に観客の心を掴んでみせる!」っていう場面があるかどうかですよね。
映画自体の出来は多少悪くても、観客がグッと心を掴まれるような所があればそれでイイんじゃないかっていう。
だから、そういう見方で言えば、このGANTZって映画には「完璧なビジュアルの再現」や「今まで無かったSF表現」っていう心を掴まれる場面がありましたからね。
だから悪い所も色々あるけど「この映画はダメだ!」と言えない魅力があります。
だから前編だけ観た感じだけで言えば、どちらかというとイイ部分が勝ってるのかな?
っていう、やじろべえがグラグラしてる状態。
どちらかといえば「イイ映画」側に傾いてるかなって感じですかね。
ホントPART2次第って感じですね。
2011年1月26日水曜日
A closely‐packed series of ・・・
昨夜もサッカーなんやらカップ「日本 VS どこか」の試合が開催され
実写映画公開に向けてGANTZの予習。原作漫画全30巻を1晩で完全読破。
ネットで読める限りの奥浩哉インタビューも漁ってみる。
こんなに面白すぎる原作を映画にするたぁ随分度胸がありまんの!
奥浩哉の性的趣向が俺にはしっくりクる。わかる、わかるよぉ。
マルチクリエーターで夫の高城剛氏(46)と離婚協議中の女優・沢尻エリカ(24)が26日、集中エステのため千葉・成田空港からマレーシアへ出国した。
ノーメークにストールを頭からかぶった格好で報道陣の前へ登場。23日に行われた会見で高城氏と離婚合意に達したと発表、その後に高城氏から「寝耳に水」と反論を受けたが「(高城氏の発言は)びっくりです」と“再反論”した。会見後は連絡を取っていないというが「私はすべてオープンに話せますので」と自身の正当性を主張して、機上の人となった。(デイリースポーツ)
「集中エステのため」って、他に集中することあんだろって感じだけど、
東京→千葉→マレーシア→【集中エステ】→マレーシア→千葉→東京 って、散漫じゃん。全然集中してないじゃん。
2011年1月25日火曜日
COLD FISH TRAILER
もう冒頭のでんでんの「ごゆっくり見ていってくだはい!」の言い回しから、「あ、この映画はタダゴトではない」という空気がビシビシと。
っていうかでんでんを物語の軸においた時点で絶対イイに決まってるじゃんね。ずるいなあ。
キックアス・デューデート・冷たい熱帯魚・アンチクライストと、今年初めのシネリーブルは話題作・注目作が目白押し。
良識あるチョイスで非常に好感が持てますな!
よく考えたら「KICKASS」ってR15指定なのに、HIT GIRL役のクロエ・グレース・モレッツ.ちゃん(13歳)が来日して宣伝してるよね。
2011年1月23日日曜日
KICK ASS
待ちに待った『KICK ASS』が遂に福岡でも公開。シネリーブル博多まで行ってまいりました。
こんなの見せられちゃったら否が応にも期待値が高まるってもんだけど、
さすが全米NO.1の名は伊達じゃないね。最高でしょ。今年のベスト級登場って感じ。
HITGIRLが「夕陽のガンマン」のテーマにのって登場→大殺戮のアクションシーンってトコなんて、映画史に残る名シーンだと断言できるね!
字幕もちゃんと誤魔化さずにやってくれてたのも良かった。
HITGIRLの「YOU CUNT」ってセリフなんて大抵「クソッタレ!」とか「ろくでなし」とか訳されちゃうんだけど、今回はちゃーんと「オ○○コ野郎!」って字幕が出てきてサイコー。
笑えて泣けて興奮出来て、アツいカタルシスや爽快な伏線回収もあって、最高に楽しかったし最高に感動したし最高にシビレた!俺が「映画って楽しいなあ!」って思う理由の全部がココにあるよ!映画館でしか観れないものを映画館で観る幸せに歓喜しきり。
公開日翌日で日曜日って事もあって、お客さんも沢山。
ことあるごとに場内に笑い声がドカーンと起こって、俺の映画館体験の中で、最も劇場内で笑い声が上がってた映画だと思う。「サイコーの映画をみんなで一緒に観てるぜ!」って感じで、素敵な映画体験だったなあ。
特選ヒットガール写真集
http://d.hatena.ne.jp/su1+kick-ass/20110110/1294681578
2011年1月20日木曜日
confess
http://www.cinematoday.jp/page/N0029738
なんだかなあ。
「告白」みたいな映画がアカデミー獲ったら、なんかちょっとヤダなぁ・・・。「おくりびと」の時の方が全然マシだった。
とにかく何のリアリティも無ければ何の意味も無い、何の深みもメッセージ性も無い、そんな話をさも「意味ありげ」に撮ったってだけでさ。ただ意味深な加工映像をズラーッと並べて「どうです?何か感じるものがあるでしょ?」っていうさ。「そこに映画愛はあるのかい!?」って感じ。
・・・な~んてね♪
2011年1月19日水曜日
MISS BLUE MOUNTAIN
想像で言うけど、これきっとプロモーションに問題があるとかだろう。小柳ゆきが消えてったプロセスを超高速早回ししたみたいな。
偶然だけど、最近自分の周りで同時多発的に無自覚な無礼者が発生していて疲れ気味。こういう事で腹が立ったり機嫌が悪くなったりする度に、俺まだまだ未熟者だなと思う。一生そうだろうけど。
何が厄介かと言うと「本人に悪気が全くない」という無自覚。そういう人をじっくり観察してみると、大抵の場合「なるほど、それが許される環境の中で生きてるんだな」という事が判る。
どれだけ親しい奴だろうが、全く面識の無い奴だろうが、人づきあいには「最低限のリスペクト」ってもんが必要でしょ。それがゴッソリ抜け落ちてるような奴とは一緒にいられないよね。
2011年1月18日火曜日
I can't stop
これ観てて思ったんだけど、
なんか繋がってる感。ま、色がサイケデリックってだけか・・・。
今冬はアウターを買ってないもんで、ネットでPコート物色するも、「これは!」と魂を揺さぶられるような物には巡り逢う事なく、淡々と夜は更けていくのでありました。
Pコートあるいはダッフルコートで綺麗めの色を探してるんだけど。
こんなのイイなあ!って一瞬思うんだけど、派手な色のアウターって、きっとすぐ飽きちゃって着なくなるからね。
2011年1月17日月曜日
ROLLER GIRLS DIARY
Michael Gray - The Weekend (Official Video HQ)
どういういきさつか忘れたけど側近とガスト。
2人前の飯を喰らってからビデオ屋さん。
「ソーシャル・ネットワーク」の批評でよく「市民ケーン」が引き合いに出されるので。「どんなんだっけな?人を信用できない新聞王みたいな話なのは覚えてるけど・・・。」って思ってDVD借りに。
したっけビデオアメリカには市民ケーンが無い。シュアリーサムデイを一旦全部捨てて市民ケーンを入荷して欲しい。
仕方ないのでDVD「ローラーガールズ・ダイアリー」。
ドリュー・バリモア初監督作品!
評判イイのは知っていながら、ミニシアター系(確かKBCシネマでやってたはず)だったんでなかなかタイミング合わなくて観にいけなかったんだよ。こりゃ最高にイイね。映画館で観たかった~!
もう、出てくる女の子みんな超楽しそうにお芝居してるんだもん。「おいどんもおなごに生まれたかったですた~い!」だよ。
2011年1月16日日曜日
THE SOCIAL NETWORK
趣味の回転寿司に行って、それから趣味のドトールの後、趣味の映画鑑賞に。
Tジョイ久留米で『ソーシャル・ネットワーク』。
2011年1月15日土曜日
BIG DADDY
俺的に1番衝撃的だったのは、メシの量。
あれさ、1人あたりの量が絶対少ないでしょ?
子供達は「飽食?なにそれ美味いの?」って感じじゃんか。
そんで親父の作る『工夫してるけど雑』な大家族特有のベクトルに向かってってる料理を、子供たちがうめーうめーっつって喰っててさ、酷い時は何故かおかずのみで白米無しなんだよ。「大人になって自分で稼ぐようになったら、好きなだけおかわりをしてみたい!」って本気で思いそう。
閑話休題。
俺のTジョイ久留米で「ロビンフッド」。上映終了日だったので慌てて。
おとぎ話的ファンタジー映画なのかと思いきや、ロビンフッドという伝説の存在を、12世紀末の十字軍遠征という実際の歴史の中に組み込んであった!それを何の違和感も無しに歴史スペクタクル映画として見せる、リドリー・スコット監督の手腕&ラッセルクロウの名演に鳥肌。
あのスペクタクル感、戦いに出るシーンなんか涙が出るほどカッコよくて。なんでこんなカッコイイ映画が話題になってないの!?って憤慨しちゃいました、自分だって公開終了日まで観なかったくせに。
明日は巷で話題の例のヤツ観に行きます。
2011年1月12日水曜日
kindly-looking tiger
Gil Scott-Heron and Jamie xx - 'NY Is Killing Me'
世は空前の伊達直人ブーム。
ホント心の底から叫びたいよ。
タイガーマスクのフリして良い事してる人達!!シャレが効いてるつもりでしょうけど、全然面白くないから普通に良い事して下さい!
第1号はまだイイよ。金持ちの道楽って感じだしさ、結果としてイイ事してるんだから。
それ以降の模倣犯?あえて”犯”っつっちゃうけどさ。全然つまんねーから。
しかも貰った側が困惑するって事に想像が及んでないところも馬鹿だしさ。普通に手続き踏んで寄付した方がスムーズに届けたい物が届けたい人達に届くじゃんか。
良いコトしてるのは良い事なんだけど、あんまいちびんなよ、って感じ。
2011年1月11日火曜日
unstoppable
リドリー・スコット監督の実弟、トニー・スコット監督による所謂「乗り物パニック映画」ですな。
映画としてよく出来てて面白いし好きなんだけど、ラストが「結局そうやるんじゃん!」って思わんでもない。
こういうパニック映画って、あの手この手使ったがダメだった→じゃあもうあの手段しかない!→でもそれはあまりに危険だ!→でもこれしか方法がないんだ!っていう、『そうせざるを得ない』ってトコが大事なんじゃん?観てる側が『もっと他に方法あるじゃん』『こうすれば早いじゃん』って思うようじゃダメってのは勿論だし、それどころか『最初からそうすれば良かったじゃん』『それ出来るんなら早くやれよ』って客に感じさせるようじゃなおさら・・・
2011年1月9日日曜日
st.Cecilia
それで高校3年ってか!
俺が高校生の頃なんか、学校に化粧してくる子もいなかったし、縦巻きなんて概念すらなかったわ。
そんな同級生の女の子がいたってどうにもならんかったけどな!
聖セシリア女子高校って、なにそのTHE・お嬢様ガッコウ感・・・。
というわけで、気になったら即リサーチ!
聖セシリア女子中学校・高等学校
そんな可愛い制服エロゲーでしか見た事なかったよ。
2011年1月8日土曜日
burlesque
すげーイイよ!今まで観たミュージカル映画の中で1番素晴らしい!
なんせ歌と踊りとエロっていう「バーレスク・ショー」の魅力がてんこ盛り、そのクオリティと説得力たるや、もはや理屈ではない。とにかく観せて聴かせて「どうだ!」ってなもんで、こちとら「ははーっ!参りました!」と土下座しっぱなし。この豊潤なるエンターテインメント映画の魅力と輝きは筆舌に尽くしがたい。
これは沢山の人に絶対映画館で観てほしい!
そんな「バーレスク」だのに、だのに、なぜなにどうして客は僕らだけ。スクリーン貸切状態で観賞。
欠点を言えば、、、
まず『天下一武道会か!』っていうくらい物語に進展が無くなる中盤。心の底から「どうでもいいから」と脳内ツイート&セルフRTしたくなる恋愛ストーリー。
そして『日本昔話か!』っていうくらい一気にめでたしめでたしにラストスパートかけてきやがる。
あと途中でシェールが1人で唄う曲、歌詞の語彙が中学2年生。
でも全然許せる!
それくらい『歌』と『踊り』が説得力を持ってる映画でした。登場人物も皆すっごい魅力的です。
人を好きになるように映画作品を好きになる事があるのさ。「欠点が多いけど嫌いになれない作品」とか「良い所も悪い所もひっくるめて愛おしい作品」とかね。
だから「息もできない」は2010年で僕が1番愛した映画だった。
ブッサイクな女かもしれないけど、それも込みで愛おしいみたいな。
2011年1月4日火曜日
Cinema ranking 2010
昨年2010年度公開映画の私的ランキングを全て発表します。観るも観たり、59作品!
あくまで僕の好みなんで、怒らないでください。
1.息もできない
2.インビクタス 負けざる者たち
3.ハート・ロッカー
4.第9地区
5.ヒーローショー
6.十三人の刺客
7.(500)日のサマー
8.ヒックとドラゴン
9.アウトレイジ
10.トイストーリー3
11.インセプション
12.プレシャス
13.オーケストラ!
14.ハングオーバー 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
15.マイレージ、マイライフ
16.カラフル
17.クレイジーハート
18.優しい嘘と贈り物
19.コララインとボタンの魔女
20.プリンセスと魔法のキス
21.カールじいさんの空飛ぶ家
22.マチェーテ
23.ベストキッド
24.エクスペンダブルズ
25.シャッターアイランド
26.鉄男 THE BULLET MAN
27.川の底からこんにちは
28.悪人
29.ザ・コーヴ
30.怪盗グルーの月泥棒
31.チェブラーシカ/くまのがっこう ~ジャッキーとケイティ~
32.トロン:レガシー
33.孤高のメス
34.9(ナイン) ~9番目の奇妙な人形~
35.ザ・ウォーカー
36.パリより愛を込めて
37.REDLINE
38.アイアンマン2
39.ナイト&デイ
40.アリスインワンダーランド
41.シュレック フォーエバー
42.ソルト
43.借りぐらしのアリエッティ
44.アデル
45.ガフールの伝説
46.レオニー
47.告白
48.ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲
49.書道ガールズ!! わたしたちの甲子園
50.パラノーマル・アクティビティ
51.さらば愛しの大統領
52.SPACE BATTLESHIP ヤマト
53.BECK
54.THE LAST MESSAGE 海猿
55.オーシャンズ
56.かいじゅうたちのいるところ
57.踊る大捜査線THE MOVIE3ヤツらを解放せよ!
58.ゴースト もういちど抱きしめたい
59.食堂かたつむり
2011年1月3日月曜日
BEST & WORST
1.息もできない
2.インビクタス 負けざる者たち
3.ハート・ロッカー
4.第9地区
5.ヒーローショー
6.十三人の刺客
7.(500)日のサマー
8.ヒックとドラゴン
9.アウトレイジ
10.トイストーリー3
今年は良い物が沢山あって、上が詰まってるって感じ。
ホントは「カラフル」「やさしい嘘と贈り物」「オーケストラ!」あたりなんか号泣したし、「インセプション」も気にいって2回観に行ったりしたんだけどね。
冷静にちゃんと比較した訳じゃないけど、2010年は「知らない人しか出てこないケド、超おもしれー!」って作品が多かった気がするな。TOP10だけ見ても「息もできない」「ハート・ロッカー」「第9地区」「ヒーローショー」と。あと「息もできない」「第9地区」とか『初監督作』っていうさ。そういう「知らない人ばっかりの映画スゲー」って年だったんじゃない?
あと「3D元年」なんて言われてたケド、結局「意味ある3D」は「ヒックとドラゴン」とトイスト3の冒頭の短編アニメ「DAY&NIGHT」くらいだったよね。
そしてワースト10。
1.食堂かたつむり
2.ゴースト もういちど抱きしめたい
3.踊る大捜査線THE MOVIE3ヤツらを解放せよ!
4.かいじゅうたちのいるところ
5.オーシャンズ
6.THE LAST MESSAGE 海猿
7.BECK
8.SPACE BATTLESHIP ヤマト
9.さらば愛しの大統領
10.パラノーマル・アクティビティ
もう、これは説明いらないと思います。
今考えたら下は下で詰まってるんだよな(笑)。
「ゼブラシティの逆襲」とか「アデル」とか、あの悪質高評価映画「告白」とかさ。
2011年1月2日日曜日
Shrek Forever
2011年1月1日土曜日
The First Day
すなわち「今年のTHE LAST GIGS」。
リハ終了後、某居酒屋へ。
モツ鍋を注文したら、ニラを結束していたと思しきビニール片入り。こちらも手が込んでいる。
僕のギグは23:40~0:00という、世にも恐ろしい時間帯を任せて頂いた。分不相応にも程があると恐縮しきりですが、それより北九州市外から他所者の俺がのこのこやって来て、出番がこの超ピークタイムって、どんだけ~(流行語大賞)!
僕の直前の出番だったDJのvalvoaさんからの繋ぎのタイミングが偶然バシッと決まったり、オタロさんのMCに合わせて曲の展開を変えたり、マライカで一目惚れして買った木魚が活躍したり、カウントダウンのに秒読みに合わせて手打ちパッドの効果音を鳴らしたり、目論んだことから目論んでない事まで、色々上手くいって良かったな、と。
DJブースの中でライブしながら0:00を迎え、年越し。
分不相応な大役もなんとか乗り越え盛り上がりました。
シゲさんと交代。
その刹那、「おめでとぉ~ん!今年もよろしくぅ~ん!」とオタロ様に唇を奪われ、2011年の初キッスを同性に捧げる。キッスは別料金だべよ!
やけにウェッティな、というか酒と唾液でビショビショの唇。そりゃもうソッコーで口を拭いたね!
しかし大晦日→元旦の一夜だけで2000人くらいの酔っ払いに絡まれたような気さえする。ありとあらゆる魑魅魍魎の類が僕のもとを訪れては、時に触られ、時に賞賛され、時に恫喝され、時に同じ話を何度も聞かされ、そして僕はただただ深くうなずく、そんなグレイトな一夜だった。
僕も普段飲まないアルコールを飲んで結構キテたが、栗ウッドさんの言葉を借りれば『酔っ払っていても自分より更に酷い酔っ払いを見ると素でいられる』といった状態。
酒乱が酒乱たる所以は、「当人だけは良かれと思って暴れている」ところだよな。
そこから菅原神社へ初詣。おみくじは中吉。
毎年恒例の炊き出しのぜんざい。ありがとうございました。