しばらくサボっていた読書活動を再開。
本は買うけど読まずに本棚に積まれていくという「積ん読」な本が増えてきたので、ここらで一掃してやろうと思っています。
テロルのすべて
樋口毅宏の著作の中ではかなり薄く、読みやすい(時間的に)。
それだけに彼の「今すぐ書きたい事」「今すぐ読ませたい事」がギュッと濃縮されて詰まっている印象。
なにかほとばしる衝動が書かせたような小説で興味深く読んだ。
過去のサブカルチャーからのサンプリングも健在。
そしてラストのゾクゾク感たるや衝撃的!!
破壊を止める愛と、愛が生む破壊。
真っ直ぐな人は真っ直ぐであるがゆえに巨大な矛盾を抱えてしまうのだな。
なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか (講談社現代新書)
「選挙」「精神」など、『観察映画』なる新手法ドキュメンタリー映画を撮り続ける想田監督の新書。
想田監督の新作『Peace』を主題に、彼がなぜ『観察』という手法にこだわるのか。時に鋭く、時に微笑ましい。
いつだって大変な時代 (講談社現代新書)
こんな時代やさかい、読んで考えて肩の力を抜くべし抜くべし抜くべし。
俺が個人的に最近『なんかモヤモヤするなあ~』って思ってた事を解決するヒントが色々あって白眉。
脱力系偏屈ジジイならではの発想だね。
週刊文春の連載『ずんずん調査隊』が終っちゃってサビシイんだけど、最近は新書執筆に力を入れているようで目が離せません。
いますぐ書け、の文章法 (ちくま新書)
まあ俺は文章で喰っていくつもりないか文章法なんて割とどうでもいいんだけど(笑)、堀井憲一郎なんで一応。
マイ仏教 (新潮新書)
もうこの人は、書く文章そのものがだんだんと”お経化”してる気がする。
ガールフレンド (P‐Vine BOOKs)
これはハッキリ言って名著なんで、絶対読んでください。
ステキな着眼点とキラめく発想を持った永遠の女子が、名文・美文を連発。
「ため息が腕にかかって、汗の跡がひんやりした」なんてさ、なかなか書けないよね。1シーン1シーンの切り取り方がホント素敵。
0 件のコメント:
コメントを投稿