前々から『随分と教養ある映画が公開されるもんだ』と着目していたおり、なぜかTジョイ久留米で上映されていたので観てきました。
ジェームズキャメロンをして「こういう低俗な作品が3D映画をダメにする」とまで言わしめたそうで、かなり期待して行ったんですけど、そんな我々ボンクラ観客の期待にバッチリ応えてくれる(期待してない所はほったらかし)の傑作でありました。
『ピラニア3D』ってタイトル聞けば、普通の人なら大体どんな映画か分かる訳ですよ。
やっぱりこの手の映画には「必要以上のエログロ描写」を期待するところですよね。
ちゃーーーーんと期待に応えてくれてました!
故意とか恣意とかそういうレベルじゃなくて、悪意としか言いようがないエログロ。
いちいち3Dとの相性がバッチリでした!
で、お話の方なんですけど。
裕福なおうちの学生どもが春休みにリゾート地でギャーギャー騒いでたら、そこに超凶悪なピラニア軍団が湧いちゃう訳。
この学生どもっつーのがまた調子ぶっこいてるわけ。
大体頭の悪いガキっつーのは長期休みになると調子ぶっこくんだけども、この「ピラニア3D」のガキどものぶっこき方は尋常じゃないんですな。
来年の春休みにはおじさんも招待するように!
「あぶねーから急いで陸に上がりなさ~い!」
という、保安官による再三再四の警告もむなしく・・・
「うっせ~!しるかよ~!ばーかばーか。」
などと、保安官の度重なる警告を無視して調子こきつづける若者たち。
ゆとり教育が生んだブタどもめ!
その結果・・・ざまあ!!!!!!
ざまあ!!!!!!
ってな感じで、
常平生より「リア充爆発しろ」などとルサンチマンを沸騰させている皆様方にもご満足いただける仕上がりとなっております。
普通の映画なら、
こんな大惨事が起こって、これだけの大人数の若者が命を落とす様子を見せつけられれば、我々観客は「なんて痛ましい」と悲痛な気持ちになったり、「みんな早く逃げて~!」ってハラハラしたりするもんでしょう。
しかし、この大惨事に至るまでに、事前に執拗なまでの「ヤング達の調子ぶっこき描写」があったため、ガキどもが恐れおののき驚き慌てふためくほどに『ざまあ!』っていうカタルシスが生まれてくるんですね。、「みんな早く逃げて~!」どころか「身体欠損フォ~!ゴア描写フォ~~!ピラニアちゃん達、お腹いっぱい召し上がれ~!」っていう高揚感すら湧いてるのね。人間の妬みっておっかないね!!!
これ以降の大惨事は筆舌に尽くしがたいほど素晴らしく、皮や肉を食いちぎられてしまう者・手足を失う者・胴体が真っ二つになる者・ボートに轢かれて頭部が吹き飛んでいってしまう者 etc・・・
個人的には、偶然飛んできたワイヤーに胴体を両断されてしまうオネーチャン(ワイヤーがスパーン!からのぉ~~、胴体がズルズルズル・・・までの無駄に長いタメの時間が最高!)
とか、
負傷して両手両足を抱えられて運ばれてる途中で、何故かやっぱり胴体がちぎれるオネーチャン(ずり落ちる臓物と断末魔の叫び!からのぉ~~、グッタリ・・・が最高!)
まーとにかくそれはそれは大変なハッスルぶりを見せてくれるんですが、
中には、逃げ惑う若者たちをモーターボートでガンガン轢きながら水上を爆走して自分だけ助かろうとする若者など、明らかに人災という側面も垣間見られます。
そりゃそうだ、こんな人喰いピラニアの大群が襲ってきちゃうんだものね。
あと、ホラー映画のお約束「無駄に豪華なカメオ出演」として、『ジョーズ』に学者役で出てたリチャード・ドレイファスが開始早々ピラニアの餌になって死んだ。
先日、当ブログで画像貼りまくったケリー・ブルックちゃんも出るよ!
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