ワーナーマイカル福岡ルクルにて『ザ・タウン』。
そんなベン・アフレックが弟と映画製作会社を立ち上げて監督業もやり出して評価が高いって話は聞いたことあったんだけど、実際に彼の監督作品を観たのは初めて。
今回の『ザ・タウン』はベン・アフレックが監督・脚本・主演と3役こなしてるんだけど、すっげー上手いの。色んな映画評で彼を指して『イーストウッドの後継者』みたいな言われ方してるのも腑に落ちまくり。
人間ドラマ・サスペンス・アクション・ロマンス etc・・・とにかく色んな要素が詰まった映画。って、これだけ聞くと詰め込みに詰め込んで雑多になっちゃうような感じがするけど、何の過不足も無い脚本と演出の妙で、スムーズ極まりない展開。非常によく出来た脚本で、特に中盤以降のサスペンス要素が増してくる辺りからラストまでグイグイ引き込まれていく。なぜなら前半で主人公への感情移入がすっかり完了してるから!
必要以上にサービスしない作りなんだけど、僕らが見たいと思っているところはキッチリ見せてくれる。
終盤の電話シーンでの『必ず来てね、今日は天気が良いから・・・』はシビレたな~。
何の偽善も偽悪もない正直な結末にも納得。勧善懲悪が大好きな人は不満かもしんないけど、僕的には『うん、それで大正解!』って感じでした。
『ハート・ロッカー』のジェレミー・レナーの怪演も素晴らしい。
この人はこういう危なっかしい奴の役がホント似合う。
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