2011年9月2日金曜日

ライフ −いのちをつなぐ物語−

one-life1sライフーいのちをつなぐ物語ー

原題:One Life
2011年/イギリス
配給:エイベックス・エンタテインメント
上映時間:85分
映倫区分:G
監督:マイケル・ガントン、マーサ・ホームズ
製作:マーティン・ポープ、マイケル・ローズ
製作総指揮:アマンダ・ヒル、ニール・ナイチンゲール、ジョー・オッペンハイマー
編集:デビッド・フリーマン
音楽:ジョージ・フェントン
日本語版ナレーション:松本幸四郎、松たか子
日本語版主題歌:Mr.Children



公開日が9/1(木)っていう、木曜日公開の珍しい映画なんだけど、これはあきらかに映画の日を狙ってる感じだったので遠慮なく公開初日&映画の日で1000円で。
個人的にはこのテの「BBC系動物ドキュメンタリー物」には目が無くて、そりゃーもうアニマルプラネット大好きだし、毎週録画して観てる「飛び出せ!科学くん」でも一番心躍るのは動物モノ企画(とりわけ、ほっしゃん。がロケに出てる動物モノは必ず神回)だと思ってる程の動物記録映像大好き訳です。
「アース」観た時も、『これはこれで凄く良い映画だけど、観た事ある映像多かったなあ』って思ったくらい。


予告編を観た段階で「こ、これは・・・!」だったので楽しみにして映画館へ。
結論から言わせてもらえば・・・
すげーーーーーイイ!!!  イすぎ!(良すぎる、の意)
やー、びっくらこいたな~!
もう、素晴らしいの一語に尽きますね。
この映画に登場する動物たちの輝きの前には、どんな言葉も無力。
動物ドキュメンタリー映画ってネタは出尽くした感あったけど、この映画は全てが「動物視点」で描かれているんです。


life08抜群の記憶力を駆使して逃亡ルートを疾走、追ってくる敵を捲いてしまうハネジネズミくん。逃亡成功後にドヤ顔で鼻ぴくぴくするのが見所。


life10キッチンで調理する技術を身に付けたフサオザルくん。
大人の真似っこして一生懸命お料理の特訓を続けるちびっこザルくんたちに萌え~~~~。
life03子煩悩すぎるママ・イチゴヤドクガエルちゃん。これ観る1週間前に水族館で張本人を目撃してたんで感情移入バッチリ。


とにかく”視点”にこだわった映像のオンパレード。
撮影技術や映像技術が発達し、世界中のありとあらゆる生き物が映像に収められて、YOUTUBEで好きな動物の名前ぽぽーんと入力すればいつでも観れる的な昨今。いまさら動物ドキュメンタリーなんて・・・と思いがちですが、この徹底した「視点主義」に圧倒的な新鮮さがあるんです!
しかも「あれ、これ3D映画だっけ?」なんて、立体映像と見紛うほどの質感・臨場感・映像美。
人間なら映画館に観に行くべきでしょ!
ちょっと衝撃的なまでにカエルやカマキリやクワガタに接写してみると、なんだか彼らの表情が見てとれる気さえするんですね。そこにプラス松本幸四郎&松たか子の素敵ナレーションが入ると。特に親父さんのナレーションが抜群にイイんだよ。
カメレオンが例の舌技でカマキリをひっつかまえて、ちょっとどうかと思うくらいムシャムシャ喰ってる映像に幸四郎の「んまい!」って唸り声が入るとこなんて最高。カメレオンは絶対に「美味い!」なんて思ってるはずないんだけど、ハッピー四郎の「んまい!」があまりにイイ言い方だから、カメレオンも美味くて仕方がねーから今後はカマキリしか喰いたくない、とさえ思ってるぐらいの勢いに見えるんだよね。

あと衝撃を受けたのが、超働き者のハキリアリ君たちの生態!
俺はてっきり、ハキリアリってのは草を噛み切って巣まで持ち帰って、リビングで仲間たちと談笑しながら収穫した草をムシャムシャ喰って生きてんのかと思ってたよ・・・。
彼らがそんな生産的に生きてたなんて全く知らなかった。
思わず映画館で「すげえ・・・」って声に出して呟いてしまったよ。


と、ここまでは小動物の話ばかり書いてしまいましたが、もちろんゾウ・チーター・バンドウイルカ・ザトウクジラ・コモドオオトカゲ・ミズタコ etc・・・

王道アニマルから若干反則めな連中まで、たーくさん出てくるよ!しかも全編すげー映像オンリーで飽きない飽きない。
もうイルカクジラは勿論、カエルやアリはおろか、蠅や蚊にも畏敬の念を抱いてしまいそうな1本でござんした。

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